12月1日(月)
▼今日から師走。女教師が食パンを口に咥えながら「遅刻、遅刻」と言いつつ(食パンで口がふさがっているのにしゃべれるのかどうかは些末な問題である)走っていると、交差点で男子生徒とぶつかって、体が入れ替わったら良いのになあ、と想像する時期となった。

12月2日(火)
▼古紙回収の日に合わせて、溜まっているエロ漫画雑誌を束にして、夜中にこっそり集積所へと置きながら、地方に旅行に行った先で、有害図書を集める白いポストを見たことがあったことを思い出す。ウィキペディアで調べてみると、一般にはモラルポストと呼ばれているそうで、主催している団体もばらばらとなっており、特に何県に行けば見られる、というものではないようだ。最初にこのポストを見たのは、多分、高校生時代にJR乗りつぶしをしている途中のことで、その時には、どこかに取り出し口が無いものか、と探してみたような気がする。捨てられた雑誌は古紙として再資源化されるそうだが、どうせだったら、ターミナル駅のそばでやっている100円雑誌のように、リサイクルした方が良いと思うのだが。郵政民営化に当たって、郵便局が既存のポストを利用して、そういうビジネスに乗り出してくれないものだろうか。

12月3日(水)
▼どうにも不調。気分転換に、掲示板にあった書き込みを元に妄想をする。
主人公が液状に変身できるというのは、色々と選択肢の幅が広がる。薬品状になって、女の子に飲ませたりとか、風呂やプールの水に紛れて全身が浸らせたりとか、スライム状になって女の子を包み込むとか、精液になってセックスやフェラチオを通じてとか、様々なパターンが考えられる。
そうやって憑依した後で、体を操れるだけでなく、肉体操作ができるのも良い。「憑堕のトリニティ」では、憑依+肉体改造をやったが、あれよりかは、主人公が楽しむためにする、としたい。巨乳にしてみたり、ロリにしてみたりと、妄想は膨らんでいく。ただ、選択肢に幅がありすぎるため、シリーズものにすると、どれか一つに絞るか、薬の種類や用途によって違ってくるかとか、色々と考える必要もある。

12月4日(木)
▼スランプを乗り越えるために、パソコンの前に座りながら、鉄ゲタを履いてみた。
しかしなにもおきなかった。
冷たいだけだった。
全身を鍛えようと、大リーグ養成ギプスを付けてみた。バネの部分に、うぶ毛や皮膚が挟まって痛くなってしまい、「痛い、痛い、痛い」と若手芸人のような良いリアクションが取れた。

▼「スウェーデンの研究者、「人体入れ替わり」の錯覚実験に成功」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/04/news087.html
本文を読むよりも、そのタイトルから記事を想像してみた方が興奮するから不思議である。

12月5日(金)
▼平坂読「ラノベ部」(MF文庫J)読む。TSF該当作品ではなく、ライトノベルをネタにしたメタっぽい作品だから、ということで。内容としては、ライトノベルのあるあるネタを雑談にしたもの。これと同じ要領で、「ライトHノベル部」でも書いてみようかと思ったりする。森奈津子の「先輩と私」みたいな感じになるだろうか。

12月6日(土)
▼中村うさぎ・岩井志麻子・森奈津子「最後のY談」(二見書房)を読んでいたら、包茎手術の後は、1週間は勃起させてはいけない、とあった。これはかなり難しい話で、普段はまだ良いとしても、朝勃ちとかはどうすれば良いのだろうか。そんな話から連想するのが、誰かが禁煙を始めると、それを聞いた周りの喫煙者が、やけに煙草を勧めてくる、という話。してみると、包茎手術をしたと話せば、周りの人はエロ本やエロDVDを勧めてくることになる。なんだか、落語の「まんじゅう怖い」(本当はまんじゅうが好きなのに、わざと嫌いだと言って、他の人からまんじゅうをせしめる話)を思い出す。問題は、禁煙と違って、一度しか出来ないことだろう。

12月7日(日)
▼久し振りに、コトキケイ「マヴカレ魔法少女!」(二次元ドリーム文庫)を読み返す。エッチシーンもさることながら、戦闘シーンとかでも手を抜かれずに書かれており、改めて惜しい作家を亡くしたなあ、と思う。

12月8日(月)
▼先日発売された「コミケットカタログ75」に目を通す。まずはTeiresiasを探してみたら、文芸のグループに分類されていた。18禁サークルだから男性向けにした方が売れると思うのだが、固定読者層があるので、場所はあまり関係ないのかもしれない。
「女体化」とか「性転換」とかで検索すれば該当作品もいくつか出てくると思うのだが、それはCD−ROM版の発売される来週の作業となる。それにしても、冊子版とCD−ROM版のセットで割引販売とかしてもらえないものだろうか。

12月9日(火)
▼相変わらず不調。たまには、気分転換に旅行にでも出掛けたい。行けるのなら、銀河鉄道999に乗って、機械の体(当然、女の子バージョン)をもらいに行きたいところ。アニメの「銀河鉄道999」は、もっぱら出てくる列車ばかり見ていたので、女性形の機械の体が出てきたか思い出せない。ウィキペディアで調べてみると、999のウェイトレスで、クリスタルガラス製の機械化人とあるから、女性タイプもあるようなのだが、ガラス製では、おっぱいも満足に揉めないだろうから物足りない。シリコン製の機械化人があるとありがたいのだが。

12月10日(水)
▼海外のSF小説に、結婚した相手の女性が、実は未来から来て性転換手術で女になった自分自身だった、というものがあるそうな。設定としては18禁ゲーム「おすめすたいむすりっぷ!」と、「コミックアンリアル」に掲載された、砕骨子「Long Way Home」を合わせたような感じか。その他に、アパートにメイドさんが尋ねてきてエッチをした後で、自分がそのメイドになって過去に戻って自分自身とエッチする、なんてエロ漫画を雑誌で見た覚えがあるのだが、ちょっと思い出せない。
膨らませれば、エロとSFのある作品になりそうなので、いずれはそんな作品を書いてみたいところ。その前に、中断状態になっている「眼鏡は宇宙を救う」を先になんとかしなければいけないのだが。

12月11日(木)
▼相変わらず不調。気分を盛り上げるために、フランス書院のサイトを眺めて、電子書籍ランキングの一覧を見たりするのだが、さほど変化は無し。ランキングと言えば、例年だと宝島社の「この文庫がすごい!」で、官能文庫大賞が掲載されるのだが、打ち切りとなってしまったのか、「この文庫がすごい!2008年版」は発売されていないので、どうにも物足りない。コミケットカタログを見ても、エロ漫画に関しては評論本があるのだが、官能小説やライトHノベルに関しては見当たらない。寂しい限りだ。

12月12日(金)
▼「アンリアルアンソロジー催眠術MC編」(キルタイムコミュニケーション)読む。憑依して体を操る作品が収録されているのだが、快感を追求することなく、残念な展開に終わってしまっている。
最初のうちには肉体を自由に操るのだが、だんだんと女の快感に溺れていき、やがては意識が逆に取り込まれたり、融合したりする、とかだったら良いのに。
なんてことを書きながら、悪霊を自らの体に憑依させて、女の快感を教えることによって成仏させる巫女、なんて設定を思いつく。既存の作品にあったような気もするが、とりあえずネタのメモ帳に書いておく。

12月13日(土)
Teiresiasで、冬コミ作品の詳細が発表された。世代交代もずいぶんと進んだなあ、と思うし、良い時代になったものだと思う。作者も結構若い人が多そうなので、オフ会に出るかどうかで迷ってしまうところ。

12月14日(日)
▼先週放送された、アニメ「絶対可憐チルドレン」のサブタイトルが「男子禁制!天使たちの午後」となっていて、今の若い人に、この意味が分かる人がどれだけいるのだろうか、と思う。説明すると、Windowsが出るよりもはるか昔に発売されたアダルトPCゲームのことで、エロシーンよりも、当時のパソコンが持っていたスペックの弱さが思い出される作品。検索してみると、ニコニコ動画に、プレイ動画があった。
【ニコニコ動画】天使たちの午後 ジャストサウンド対応版 あっあ〜ん♪ その1
画面描写は見ての通り、初めに線画が表示されて、それから順番に同じ色の部分が塗られていくもので、今となっては、この描写方法の方が逆に難しいのでは、と思えてくる。画面には行動コマンドが表示されているが、それとは別に、キーボード入力でコマンドを入力するようになっている。そのため、選択肢総当たりの手法が使えず、買ったソフトは、途中で手詰まりになってしまい、最後まではクリアできなかった。
このソフト、15年以上前に買ったのだが、その時には廉価版が発売されていて、何故か本屋でも売られていた。で、その本屋で買ったのだが、それと一緒に、特に意識しないでビジネス書を一緒に買ったら、レジにいた若い女性の店員に「ビジネス書が一点、それと……ぷっ」と笑われてしまったことを思い出す。考えてみると、このゲームに対する一番の思い出はそれかもしれない。

12月15日(月)
▼永田町に用事で出掛けたついでに、国会図書館に立ち寄ってみた。ここに来るのは今回が初めてなのだが、特に閲覧したい本がある訳ででもなしに、物見遊山で立ち寄るだけ。ぶらりと館内を眺めて、食堂で国会丼とやらを食べ、館内を出てから、もらった利用案内を読む。すると、全般的禁止行為という中に「痴漢行為や性的嫌がらせを行う」とあった。わざわざ国会図書館の案内に書くまでもなく、これらは違法行為だと思うのだが、不逮捕特権を持つ国会議員がはびこる国会議事堂の近くでは、そういう行為は合法なのだろうか。それに、痴漢は分かるが、性的嫌がらせはラインが気になる。館内にあるフランス書院文庫を何冊もまとめて女性職員に貸し出してもらった場合には、そういう扱いになるのだろうか。これでもしも、国会図書館内を舞台にしたポルノ小説を書いたりしたら、国会図書館はそれを受け入れてくれるのだろうか。もしも受付拒否とかなったら、それだけで結構な話題になり売れると思うのだが。

12月16日(火)
▼クラウドのブログによると、来年春に「世界を征服するための、3つの方法」なる、魔王性転換ラブコメAVGが出るそうな。世界を征服するに当たって、変身、入れ替わり、憑依の3派が争う作品だったら良いなあ、と思う。
それにしても、Xchangeシリーズ以外でクラウドから性転換ものが出るのはこれが初めてのことだろう。ちょっとずつジャンル化が進んでいるのかもしれない。

12月17日(水)
▼CD−ROM版コミケットカタログで、「性転換」とか「女体化」を検索してみるのだが、ずばり該当というものは無し。ジャンル化への道はまだ遠いか。

12月18日(木)
▼相変わらず不調。アクセス数も微妙に減少気味で、こまめに見てくれている方には悪いことをしているなあ、と思う。と言っても、変にアクセス数を増やそうとしても、あまり上手い方法は思い浮かばないし。
以前、サイゼリヤのピザにメラミンが入っていたことに関して、食べてもいないのに返金を要求したことをmixiに書いたら炎上した、なんて話があった。あれは、もう一ひねりして、サイゼリヤのピザを食べてもいないのに、朝起きたら女の子になっていたので、返金を要求しました、と書いていれば、ネタ記事かと思われて、アクセス数は増えても炎上することはなかったろうに。
そういえば、お菓子の原材料欄に、「異性化糖」と書かれていることがあるが、これを食べて女の子になってしまった、と製造元に文句を言えば、返金してもらえるのだろうか。イギリスのジョーク番組辺りでやっていそうなネタだが、どこかでやってくれないものか。
女の子になってお金を要求と言えば、Tarota氏から聞いたネタで、「オレオレ詐欺」と言って、女の子の声で「俺だよ、俺。朝起きたら女の子になっちゃててさ、女物の下着とか洋服とか買わなくちゃいけなくてお金が必要だから、今から言う口座に振り込んで」なんてものがあった。それを冒頭にして、色々な作家が続きを書いてみるというのも面白いだろう。
そのTarota氏、12月30日のコミケで、「キョン子の探索」を委託販売するそうなhttp://www.din.or.jp/~tarota/kyonko.html。キョン子祭りの時には行けずに買いそびれてしまったので、今回はきちんと確保する予定。

12月19日(金)
▼執筆どころか日誌のネタもないので、TSFとは何の関係もないが、2ちゃんねるの「朝起きたら女の子になっていましたPart30」に出ていた、円周率が3よりも大きいことに関する証明の補足。
半径1円の中に正六角形を書くと、その六角形周は6となる。だから円周率は3よりも大きいということに対して、320の書き込みで、円周>内接する正六角形の六辺の長さの和が自明ではないと言っていて、323では面積が大きいので直線よりも円弧の方が長いと答えているのだが、面積を包含している方が線分が長いというのは、ちょっと自明とは言い難い。そこで、別の方法で、正六角形の周よりも円弧の方が長いことを証明してみる。
まず、正六角形の隣り合う頂点をA、Bとする。そして、AとBを結ぶ円弧の間の中心に点Cを取り(正12角形を考える訳である)、三角形ABCについて考える。三角形の二辺の和は、残りの1辺よりも長いので、AB<AC+BC。ここで、円弧ACの中点にDを取る(さらに倍して、正24角形を考える)。三角形ACDを考えて、AC<AD+CDが成立する。これを繰り返していけば、正n角形の周は、円周に限りなく近づくことになる。よって、正六角形の周<正n角形の周≦円周が言えるので、円周率は3よりも大きいと言えることになる。微妙なのは、正n角形のnを増やしていけば円周に収束するかが自明かどうか、ということだが、一昔前の円周率の求め方が、正n角形のnを増やしていく方法だったことを考えれば、自明と言って良いだろう。
などと書きながら、見事なまでにTSFとは関係のない話になってしまった。どうせ書くのなら、朝おきたらオッパイが2つありました、という話の方が、作者も読者も楽しいとは分かっているのだが、相変わらずの不調なのである。

12月20日(土)
▼昨日発売された18禁ゲーム「学園催眠奴隷」は、タイトルの通り、基本はマインドコントロールなのだが、TSも出てくるらしい。どういう方法でTSするかは分からないので、とりあえず様子見。
それよりも、世間ではもっぱら「魔法少女アイ参」がひどいことになっているらしい。手抜きどころか未完成のような出来になっていて、パッケージ裏にある「ごらんの有様だよ」は、早くも今年の流行語となっているよう。昔、アニメ「ロスト・ユニバース」のヤシガニ回をリアルタイムで見た時にはたいそう驚いたものだが、今回の件は、それすらを上回っているように思えてくる。メーカーのサイトによると、購入者に対して「アペンドディスク」なるものが出るそうなのだが、メーカー急病のため無期限休止とかにならないかが気がかり。

12月21日(日)
▼今月号の「二次元ドリームマガジン」を購入する。表紙はDISTANCE。これをきっかけに「墜ちる天使」が再開されて、TS作品が掲載されると嬉しいのだが。

12月22日(月)
▼なんだかんだで、書けないままに一ヶ月が経過してしまった。最近は日誌の更新もままならなくなっていて、日付がずれていたことに、数日して気付く有様。
仕方がないので、「眼鏡は宇宙を救う」は中断して、新しい作品の構想を練ることにする。

12月23日(火)
▼「30歳の保健体育」という本が売れているよう。まあ中身はオーバー30歳向けのハウツーセックス本で、普通のセックス解説書。企画勝ちのネタ本と言ったところで、定価で買うのは高いが、ブックオフには並ばないだろうからなあ、と悩む本。
これだったら、「TSっ娘の保健体育」みたいなネタをやってみようかと思う。朝起きたら女の子になっていた場合に、どうすれば良いか、というもので、
朝起きたら女の子になっていた
     ↓
 部屋を確認してみる
     ↓
   自分の部屋か→Yes→変身です
     ↓
    No
     ↓
自分の携帯に電話を掛けてみる→応答が無い→憑依です
     ↓
「あたしの声で、あたしの番号で掛けてくるなんて。あなた誰よ?」と言われた
     ↓
   入れ替わりです
みたいな感じ。もちろん基本は、女性器の触り方を中心とした正しいオナニーの仕方とか、安心なセックスの仕方など。コミケの評論系でコピー誌として売ってみたら、洒落で結構さばけると思うのだが。

12月24日(水)
▼図書館から、森奈津子「お嬢さまとお呼び!」を借りているのだが、元々はレモン文庫3冊の小説を単行本1冊にまとめたものとずいぶん分厚く、貸し出し期限内に読み終えられなさそうなので、図書館に電話をして貸出期間を延長してもらうことにした。普通に電話をして、利用者番号と名前と資料名を言えば良いだけなのだが、何しろタイトルが上に書いた通りなので、口頭で言うのはちょっと恥ずかしいなあ、と思いながら電話をしてみたら、出たのは男性だった。で、利用者番号と名前を言うと、向こうの方に貸し出し状況が出たようで、明後日までの貸出期限のものが2点あると言い、1点は予約が入っているので延長できないと言ってきた。事前にインターネットで調べて、上記の本には予約が入っていなかったから問題ないはずだと思っていたら、向こうの方から、「それでは、この1点の延長手続きをしておきます」と言ってきた。おそらく、相手の男性が、タイトルを口にさせるのは恥ずかしいだろうと思って気を利かせてくれたのだろう。見知らぬ男同士の友情というものを感じさせる、ちょっとしたクリスマスプレゼントだった。

12月25日(木)
▼相変わらず不調。中島梓「新版小説道場1」(光風社出版)を読み返す。この本、「JUNE」に連載された、中島梓(栗本薫)による、JUNE投稿作品を講評したものをまとめたもので、プロを目指す人でなく、アマチュアを対象にしている点で、類書と異なっている。インターネット上で小説を書く人が増えている現在、重版をして欲しい作品。アマゾンのマーケットプレイスでは安く買えるのだが、新刊として本屋に並んだ方が、新しい読者も増えるだろうし。
付箋を貼ってる場所を見ると、こんなことが書いてある。p55「書きたいことがなくても書かねばならぬ状態で、それでも<書くこと>そのものが好きである、という、そこまで思いこめる人間がプロ作家としてやってゆくことができる。しかし門弟諸君は、そういう人間ではない。プロとして、おカネをもらって、書くことができて幸せ、という人種ではない。/であるから、諸君はいま、すごく幸せなのだ。だって<書きたい>とき、書きたいことがあるときだけ書いて、そうでないときは書かないでいる、ということができるからだ」
そういうことなので、そうでない時はまだ続きそうである。

12月26日(金)
▼今日も不調。読者に悪いなあ、と思いつつ、何か良い言い訳は無いかと考えたりする。作家の言い訳ではないのだが、昔、大陸書房が原稿料の支払いが遅れた理由として、「経理部のコンピュータが爆発しまして」と言ったことがあったそうで、会社が大陸書房というところが、良い味を出している。それを真似して、とりあえず「朝起きたらパソコンが女の子になっていて、それがツンデレのツン状態なので、執筆が出来ない」とでも書いておこうか。

12月27日(土)
▼相変わらず不調。仕方がないので、過去に掲載した作品の再掲をしてお茶を濁しておくということで、なんとなく、シリーズ「令子先生の非・日常」の第一弾「人を呪わば穴二つ」をアップする。
1999年の9月に第一弾をアップしているため、作者名が、昔の「月下粋沐」となっているが、あとがきと合わせてそのままにしておく。あとがきと言えば、その中で触れている「Spells R US」について、それ以降に知ったトリビアとしては、間のRというのはareの略語だそうで、おそらくはおもちゃチェーン店の「トイザらス」の現地会社名「Toys“R”Us」から来たのだと思われるのだが、英語サイトを検索しても、語源は載っていないので、詳しいことは良く分からない。
英語サイトと言えば、相変わらずFictionManiaが見られなくて困っている。アダルトTSF支援所の支援図書館が接続できなくなった時に避難サイトが出来たように、FictionManiaの避難サイトは無いのだろうか。

12月28日(日)
▼またしても不調。若桜木虔の【筆客商売《新》目安箱】で、どうしても書けない時にはどうしたら良いかと言う問いに対して、写経をすることと言っているので、綾守竜樹の作品をぼちぼちと書き写すことにする。キーボード入力よりも手書きの方が良いという話もあるが、とりあえずはキーボードで入力する。
冒頭から写していって、しばらくしたら、JISコードに無い漢字が出てきて、どうしたものかと悩む。編集者も苦労したのだろうなあ、と思う。

12月29日(月)
▼K−BOOKS秋葉原店で、わかつきひかる「ふたかた」(一迅社文庫)を、古本ということで210円で買う。古本を買うというのは、作者には一文も入らないということなのだが、「AKUMAで少女」シリーズは全部ちゃんと定価で買ったんだし、こっちは女装だし、ということで古本での購入を決めた。こうやって悩み抜いて本を買っているにもかかわらず、今月の書籍代が14万円を越えてしまっているのは何故なんだろうか。
著者のブログを見ると、「AKUMAで少女」が4刷とあるし、「このライトノベルがすごい!2009」でも取り上げられていたのでTSFの普及にとっては何より。そういえば、「AKUMA」が出る前に、わかつきは第1回小学館ライトノベル大賞に応募して2次選考で落ちた訳だが、投稿した作品が「AKUMA」だったとしたら、ルルル文庫は悔しい思いをしていることだろう。ちなみに、選考関係者の話によると、プロの作家が投稿してきて、これは、と思ったら、選考とは別に直接交渉して、応募しなかったことにさせるそうだから、やはり小学館は見る目が無かったか、レーベルに合わなかったのだろう。
わかつきのブログと言えば、12月22日付けにある、ハムスターの事を書いたら、「ハムスター供養におすすめ」という広告が入ってしまったというのは、さすがにひどい話だと思う。「ふたかた」の印税が入らない代わりに、楽天に一読者として抗議のメールを送ってみることにするか。

12月30日(火)
▼コミケ三日目。西館のTeiresiasへと向かって、Tarota氏のキョン子本と合わせて新刊を入手する。男性向けではなく文芸スペースにあるため、混雑する中を歩く必要は無いのは便利だが、売れ行きのことを考えたら男性向けの方が良いと思ったりもするが、当選率の問題とかもあるのだろう。話によると、そこそこ売れたとのこと。
終わって、新橋の居酒屋で打ち上げ。まずは、参加者の一人が行ってきたという、女化神社なるもののお守りを見せられる。「おなばけ」と読み、茨城県のそういう地名の場所にある神社とのことで、狐が女に化けて村人に礼に来たからその名前がついたと聞いたのだが、その女化神社のサイトにある「女化原の狐伝説」を読むと、狐が恩返しに来る前から、女化ヶ原という地名はあったそうで、ナンダカヨクワカラナイ。その伝説によると、良くある昔話と同様に、狐としての正体がばれてしまって人間の世界を去った、となっているのだが、萌え要素を考えると、「むしろ今後は、尻尾と耳を生やしたままで一緒にすごして欲しい。そして一人称は”わっち”か”俺”にしてくれ」とかなって、そのまま幸せに暮らしました、とした方が現代のナウなヤングにはウケるのではないかと思う。

12月31日(水)
▼なんだかんだで大晦日になってしまった。今年を振り返ってみると、サイトの復活が個人的には一番の出来事で、それと合わせて、18禁ゲームとしては「XCA2」や「夢恋転生」、そして多数の入れ替わりものAVと、該当作の多い年となったのは目出度い限り。
最近は更新が無くて申し訳ないが、これで今年の日誌も終わり。では皆さん、良いTSを。

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